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  • 執筆者の写真大津まゆみ

学校の不思議

更新日:2018年12月26日

この数日、学校の授業がわからないという生徒が数人。


聞くと、教科書に書いてあることとは違う「難しい解き方」を説明し、みんなが眠たくなったころ「教科書に記載のある解き方」を説明するそう。


もう一人の生徒は、「ややこしいけど、正負の加減法は、全て足し算に一旦書き直してから計算するって、こっちの方がややこしいと思うんですけど」と、相談。


授業を真面目に聞かなくなっては困るので、「先生たちはさ、何クラスも同じことを説明しながら教えて、毎年毎年、同じことをしてるんだよ!どのクラスでどの話をしたかが分からなくなってるかもね」などとフォローをしつつも、正直なところ、教科書を読むだけの先生、解き方だけを順番通りに説明する先生、脱線して授業が進まず、最後に怒涛のスピードで終わらせる先生、いろいろな先生がおられるようです。


もちろん、生徒の興味を引くような素晴らしい授業をしてくれる先生もいらっしゃるはずです。


生徒たちは、もちろん「分かりたい」んです。

分からないのは、生徒たちの能力だけのせいでしょうか。

勇気を出して「分かりません」と言って、「こんな初歩的な事もわからないのか!」と怒る先生もいて、二度と「分かりません」が言えなくなった女子生徒もいます。

そして、「あたし、学校ではできない子だと思われてると思う、、、」としょんぼり言ってきます。

私は、そういう話を聞くと、悔しくて悔しくて、「大丈夫、ちゃーんと分かるまで先生が教えるから!まかせろ」と励ましますが、学校の授業が一旦つまらくなくなると、教科自体が嫌いになることさえあります。


生徒たちの「分かりません」は、

通訳すると、「分かりたいのに、分りません、分るように教えて下さい」の略です。


塾では、「先生、ここ、分かりません」を、大歓迎しています。

今日も、このセリフを二人の生徒から聞きました。

一人は、マンツーマンレッスンで解消。

もう一人は、同学年を集めて(毎年分らない生徒が続出する因数分解応用の証明問題)、丁寧に説明。

全員、理解し、言い出した生徒は、気持ちよさそうに「先生、もうできる!あとで自分でもいっかいやる!!」

と、元気に帰って行きました。


一歩ずつに見えますが、こうして積み上げないと、難問に立ち向かいたくなくなってしまうんです。類題を自力で解いて、いい準備をする。そして自信をつけてテストに挑む。



学校の先生へ(読んでる先生いたら拡散してください)


①生徒達が眠たくならない授業をお願いします(笑)

②学年やクラスによっては授業が成り立っていないようです。教室内を立ち歩いたり、おしゃべりをする生徒がいるクラスでは、きちんと注意をして、嫌われる覚悟を持って下さい。




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